2019年5月1日より、新天皇陛下が即位されましたね。
天皇皇后両陛下には、いくつかの地方訪問を恒例とされています。

これまでは、全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会の3つが恒例の地方訪問で、『三大行幸啓』と呼ばれていましたが、今後はこの3つに加えて国民文化祭へのご出席も定例地方訪問の一つとなり、『四大行幸啓』となります。

国民文化祭は、新天皇皇后両陛下が皇太子ご夫妻だった時にご出席されてきた行事です。

ここでは、天皇皇后両陛下の定例地方訪問である『四大行幸啓』について、読み方と意味、それぞれの行事についてご紹介していきますね。

四大行幸啓の読み方と意味

四大行幸啓の読み方は”よんだいぎょうこうけい”です。

四大行幸啓の意味

”四大”とは、全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会、国民文化祭、この4つの行事を意味します。

そして”行幸啓(ぎょうこうけい)”は、天皇・皇后がお二人ご一緒に外出されることを言います。

天皇皇后両陛下を主とした皇族の皆さまのお出ましに関する言葉には多くの用語があり
行幸啓先よりお二人でお帰りになることを”還幸啓(かんこうけい)”
天皇陛下お一人での外出を”行幸(ぎょうこう)”、行幸先よりお帰りになることを”還幸(かんこう)”
といったように、それぞれ使い分ける必要があります。

四大行幸啓の紹介

全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会、国民文化祭について、それぞれご紹介していきます。

全国植樹祭

名称:全国植樹祭(ぜんこくしょくじゅさい)
開催時期:毎年春
開催目的:国土緑地化運動の行事
第一回開催:1950年(昭和25年)山梨県
主催:国土緑化推進機構、開催都道府県

歴史

1950年(昭和25年)
第1回(山梨県)『植樹行事並びに国土緑化大会』という名称で開催

1970年(昭和45年)
第21回(福島県)から『全国植樹祭(ぜんこくしょくじゅさい)』となった

天皇皇后両陛下のご参加

天皇陛下による”おことば”、天皇皇后両陛下による”お手植え・お手まき”が行われる

2009年(平成27年)から、天皇陛下のご負担軽減策により”おことば”が取りやめになっていましたが、新天皇陛下が即位された2019年(令和元年)の愛知大会から再度行われる予定です。

近年の開催日

第66回 2015年(平成27年)5月17日 石川県
第67回 2016年(平成28年)6月5日 長野県
第68回 2017年(平成29年)5月28日 富山県
第69回 2018年(平成30年)6月10日 福島県
第70回 2019年(令和元年)6月2日 愛知県
第71回 2020年(令和2年) 島根県

国民体育大会

名称:国民体育大会(こくみんたいいくたいかい)
略称: 国体(こくたい)
開催時期:冬季大会(1、2月)、本大会(夏季大会・秋季大会 9、10月)
第一回開催:1946年(昭和21年)近畿
主催:日本スポーツ協会、文部科学省、開催地都道府県

各都道府県の持ち回り方式で開催される

大会は都道府県対抗で争われ、冬季大会と本大会の通算で成績が決定され、天皇杯、皇后杯が授与されます。
男女総合成績第1位…天皇杯
女子総合成績第1位…皇后杯

歴史

1946年(昭和21年)
第1回 京阪神地域で開催(近畿国体)

1948(昭和23年)
第3回大会(福岡県)より、都道府県対抗方式となり、天皇杯・皇后杯が創設

1988年
第43回大会(京都府)大会より、本大会開催が二巡目に入る
以降、全国を東・中・西地区に分けて順番に開催

天皇皇后両陛下のご参加

開会式へのご出席

近年の開催地

第70回 2015年 和歌山県(紀の国わかやま国体)
第71回 2016年 岩手県(☆希望郷いわて国体)
第72回 2017年 愛媛県(愛顔つなぐえひめ国体)
第73回 2018年 福井県(福井しあわせ元気国体)
第74回 2019年 茨城県(いきいき茨城ゆめ国体)
第75回 2020年 鹿児島県(燃ゆる感動かごしま国体)

全国豊かな海づくり大会

名称:全国豊かな海づくり大会(ぜんこくゆたかなうみづくりたいかい)
開催時期:毎年6月~11月のうち(9、10、11月に開催されることが多い)
第一回開催:1981年(昭和56年)9月29日 大分県南海部郡鶴見町
主催:豊かな海づくり推進委員会、都道府県の組織する大会実行委員会
後援:農林水産省

天皇皇后両陛下のご参加

式典では天皇陛下による”おことば”がありましたが、ご負担軽減策により取りやめになっています。
新天皇陛下が即位された2019年(令和元年)秋田での開催においては、復活を期待します。

天皇皇后両陛下による御放流

近年の開催日

35回 2015年(平成27年)10月25日 富山県射水市
36回 2016年(平成28年)9月11日 山形県酒田市・鶴岡市
37回 2017年(平成29年)10月29日 福岡県宗像市
38回 2018年(平成30年)10月28日 高知県高知市・土佐市
39回 2019年(令和元年)9月8日 秋田県
40回 2020年(令和2年) 宮城県

国民文化祭

名称:国民文化祭(こくみんぶんかさい)
開催時期:9月~12月のうち
開催目的:様々な文化活動の発表、交流
第一回開催:1986年11月22日~12月1日東京都(NHKホール)
主催:文化庁、開催地自治体、教育委員会、など

天皇皇后両陛下のご参加

開会式・オープニングフェスティバルへのご参加

国民文化祭が、全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会と並び天皇皇后両陛下の『四大行幸啓』の一つとなったのは、新天皇陛下が即位された2019年5月1日からです。

それまでは、全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会の3つの行事が『三大行幸啓』として定例地方訪問となっていました。

近年の開催日

第30回 2015年10月31日~11月15日 鹿児島県(鹿児島アリーナ)
第31回 2016年10月29日~12月3日 愛知県(愛知県芸術劇場)
第32回 2017年9月1日~11月30日 奈良県(東大寺大仏殿(開会式))
第33回 2018年10月6日~11月25日 大分県(大分県立総合文化センター)
第34回 2019年 新潟県

まとめ

今回は、天皇皇后両陛下の定例地方訪問である『四大行幸啓』について、読み方や意味と、それぞれの行事についてのご紹介をしていきました。
2019年5月1日に新天皇陛下が即位され、それまでの三大行幸啓から四大行幸啓となりました。
皇太子時代に訪問されていた国民文化祭へ引き続きのご出席ということで、大変ありがたいことですね。
新天皇陛下の即位は、定例地方訪問について調べる、とても良いきっかけになりました。
これを機に、他にもいろいろと興味がでてきていますので、調べて行きたいと思っています。